物忘れをするのは私の母で、年齢は70代をすぎており、もう85歳になります。
母は現在一人で住んでいて、私の姉が近所に住み、母のケアマネをしています。
ヘルパーが入りながら時々姉が様子を見ている状態です。最近母の物忘れが激しいと思うようになったのは、薬と病院に関してのことです。
元々薬はあまり飲みたくないと考えており、病院に行くのを面倒くさがる人でした。 病院に関することに対しては記憶しようという気持ちがないらしく、色々と忘れます。
他のことは結構良く覚えているのですが、通院予定や薬のことに関しては何度言っても忘れてしまうことが多い。
最近、母が認知症になってしまって物忘れがひどいのではないかと不安に思っています。
70代を超えた母の激しい物忘れ症状
私の母ですが、もう85歳とかなり歳をとりました。
その母ですが、最近物忘れの症状が目立つようになりました。
最近では、「どこの病院に通っているのか全く分からなくなる」といった症状が一番気になります。
しょっ中私に電話してきて「カレンダーに通院となっているんだけれど、どこの病院だか忘れてしまった」というのです。 通院に関しては姉に任せていたので、いつも姉に連絡をして予定を聞いて教えてあげています。
また、薬はどうしても飲み忘れが多く、飲んだか飲んでいないのかも覚えていない状態です。 薬を飲まなければならないということは分かっているようですが、食事をしてお茶を飲んでいると、すっかり忘れて他のことを始めてしまうのです。
後から「あれ、さっき薬飲んだっけ?」ということもしばしばですが、一番困るのがどの薬を飲まなければいけないのか分からずに、薬が余ったり足りなくなっていることもあるのです。
以前、母が自分でアルツハイマー型認知症ではないかいと心配するので一度病院で診察を受けたことがあります。しかし結果は物忘れは年齢によるもので、特にアルツハイマー病という訳ではないと言われて安心していました。
アルツハイマー病になると家族の顔や名前なども忘れてしまうそうですが、母はちゃんと家族のことや知り合いの顔は覚えています。
食事に関しても3回きっちり食べて、それ以上は変な時間に食べる様なこともありません。 物事の時系列に関する記憶もしっかりとしているので、アルツハイマー型認知症というよりは「年を取ってそれなりにボケたおばあちゃん」だと思っています。
徘徊などもなく、今のところは足腰が弱いだけで一人暮らしも十分にできています。 最近では携帯を持たせおり、何かあればすぐに自分で連絡することもできるので、今のところ深刻な介護問題にはなっていません。
70代を超えた母への物忘れ対処法
年齢的な物忘れが出ている母。
もう母の物忘れは良くなることはないので、とにかく周囲がサポートすることにしています。
私たち家族のサポート方法
・薬は毎回小分けにして壁にかけておく
母の物忘れで現在一番問題なのは、飲むべき薬が良く分からなくなってしまっているという点です。 確かに段々と薬の量が増えてきているので、どんなに書いておいても管理するのは難しくなっていきてます。
多くの高齢者の自宅で行っていると思いますが、高齢者向けの薬をいれる壁掛けを購入しました。 1日3回、1週間分薬を小分けにして入れて置き、その時の分だけすぐに手に取れる様にしています。 小分けにする作業は大変ですが、母もこれでかなり楽になったと言っています。
・デジタルカレンダーを購入
母は日にちの感覚がなくなってきていますので、紙のカレンダーや日めくりでは今日が何日で何曜日だか分からなくなりがちです。 そこでデジタルカレンダーを購入して、今日が何曜日かすぐに分かる様にしました。
これで毎日きちんと薬が飲める様になりました。
・タイマーをかける
更に母は薬を飲み忘れることが多いのが問題でした。 そこで食事をする時には側にいる人にタイマーをかけて貰い、40分経ったら鳴る様にして、それを合図に薬を飲んで貰う様にしました。 そうすることで飲み忘れがだいぶ防げるようになりました。
・デイサービスに行かせる
母はデイサービスは面倒だからと渋っていたのですが、無理矢理にでも外出させる様にしました。 人と話すことで脳が活性化されて言葉もはっきりしてきて、日にちの感覚も戻ってきました。
ちょっとした工夫ですが、今はまだうまく一人で生活できています。
歳をとると誰もが物忘れをするようになります。ただ周囲のものが気をつけたり、注意すればなんとかなるものだと思い頑張っています。