知っておきたい!物忘れが激しい原因、病気の対策と改善法

あなたは物忘れが激しいと感じていませんか?実は10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代それぞれの年代で症状や原因が違います。それぞれの年代ごとの病気、症状、改善、対策法を体験談を元にまとめました。早速チェックしてみては?

知っておきたい10代の物忘れが激しい原因とは?

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時々学校や普段の生活の中で物忘れをすることはあるでしょうが、物忘れの症状があまりに激しいとちょっと心配になったりませんか?

10代だからといって物忘れがないわけではありません。

しかも10代で物忘れが激しい場合には、その原因や病気、理由をしっかり知っておく必要があります。

今回は10代の人で物忘れを起こしてしまう原因について解説します。

 

10代で物忘れが激しいのは現代病?

通常物忘れと聞くと中年から高齢者の病気を想像しませんか?

ただ最近では、10代の若い年代でも物忘れの症状に悩んでいる人が多くいます。

 

若い世代の人は高齢者に比べると、まだ考え方が柔軟であり、たくさんの知識や言葉を覚えることが可能です。それにもかかわらずとっさに頭に出てこなかったり、ちょっとしたをすぐに忘れてしまったりして色々と困ることがあります。

 

中には、普段の生活の中で会話がうまく続かなかったり、特定の名詞がすぐに頭の中にでてこないため「あれ」「これ」「それ」などの代名詞などばかりを多く使ってしまうことがみられます。

 

また毎日多くの情報に触れ、その情報が脳の中に流れ込んでくるため大事な情報を頭の中で上手く結び付けられなくなり、そのために判断力自体も低下している場合まであります。

 

昔では考えられなかったかもしれませんが、最近では10代の若者も物忘れすることが増えています。まさにこれこそ現代病といえるではないでしょうか?

 

基本的に若い世代に物忘れが増えている原因の一つは、やはりIT技術の普及にあります。

 

昔に比べてわからないことが簡単にインターネットで検索して解決できます。だから全く覚える必要もなく、あまり脳を使わなくてもよくなってきています。

 

自分の脳で記憶する作業自体が減っており、PC、スマフォがその代わりとなって働いてくれるために普段の生活で頭の中で覚えておくことが減っています。だから今の若い世代はいざ覚えないといけないことがあってもうまく脳を使うことができずに物忘れをしてしまうのです。

 

若年者の物忘れは現在のIT技術の発展によるものが多く、また精神的な面が発達段階であるためそれほど気にする必要はありません。ただし注意しないといけない原因もあるため、ちょっとおかしいなと思った時には気をつける必要があります。

 

10代の若者の場合には、IT技術の発展以外に先天的なもの、精神的な要因、生活面的なことが原因で物忘れを起こしてしまうと考えられています。ただし高齢者に多い認知症に関しては10代での報告はほとんどなく、あまり心配する必要はないでしょう。

10代が物忘れを起こしやすい原因

IT技術の発展だけでなく、10代の場合には生活面での原因、先天的な原因、精神的な原因で物忘れが激しくなることがあります。

その中でももっとも多い原因としては下の5つになります。

・睡眠不足

・注意欠陥障害

・思春期のうつ病

・脳の病気

・若年性健忘症

睡眠不足

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10代の多くの物忘れの原因は睡眠不足です。

スマフォ、PCなど様々な技術によって色々なことができるようになりました。ただそれを夜多くまでやる人が増えており、昔に比べると10代の睡眠時間が減少しています。

睡眠不足になると脳の機能自体が低下してしまい、注意力がなくなったり、集中力が著しく低下します。そうなるとどうしてもちゃんと覚えることができず、物忘れをしてしまいます。

通常10代の頃には7〜9時間程度の睡眠は必要とされており、それ以下の睡眠時間だった場合には、物忘れを引き起こす可能性があります。

注意欠陥障害

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注意欠陥障害とは最近わかってきた概念、病気です。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)と呼ばれており、 注意力の低下(注意障害)、じっとすることができなかったり(多動性)、何もまったく考えずに行動してしまう(衝動性)などの3つの症状がメインの発達障害とのことと言われています。

かなりわかりにくい病気であり、なかなか理解しにくい病気です。病状が悪化した場合には、普段の生活や学業、さらに一般的なコミュニケーションまで難しくなる可能性があります。

10代で物忘れ症状がある場合にはADHDの可能性があり、注意が必要です。

思春期のうつ病

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思春期うつ病とは、10代の子供に起きる心の病いのです。 子供の「うつ」とも呼ばれていますが、基本的には大人のうつ病と大きな違いはありません。

うつ病を発症すると注意力が低下したり、集中力が低下するため物忘れの症状が出現することあり、10代の人も注意する必要があります。

思春期には子供は社会的な立場やプレッシャーのかかり方もまった異なります。そのため大人とは違う形でうつの症状が現れることがあります。

学校の友人関係やプレッシャー、さらにクラブ活動などが引き金になったり、また体の中ではホルモンバランスの変化、成長など様々な要素が絡み合って、子供の気分が落ち込んだり戻ったりを繰り返してしまいます。

このような症状がうつ病の始まりである可能性があります。 うつ病は極度のストレスや不安感が伴い、それに伴って物忘れの症状も出現します。さらに最悪の場合には、自殺にまで追い込まれてしまうこともあり、注意が必要です。

脳の病気

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脳の病気になった場合には、物忘れの症状で発症することが稀にあります。若年性の脳梗塞であったり、脳腫瘍、脳動静脈奇形、モヤモヤ病などの病気が物忘れの原因として考えられます。

頭痛などの症状や突然物忘れの症状が出始めた場合には、脳の病気を発症している場合があります。この場合には、必ず病院を受診してしっかりと調べてもらう必要があります。

若年性健忘症

10代〜30代の若い年代にみられる記憶障害です。軽い物忘れの症状からひどい場合には記憶喪失まで起こしてしまう病気であり、程度は人によって色々です。

人が話している内容が理解できなかったり、聞いてもすぐに忘れてしまったりする症状が現れたりします。他には、日にち、曜日なども覚えることができず、同じ事を何度も繰り返したり、食事の内容を思い出せなかったりといった症状がみられます。

若年性健忘症の多くの原因は、脳に刺激が少なかったり、強いストレスを感じていたり、頭部の外傷などによって引き起こされると考えられています。ただ認知症とは違いうものであり、脳に器質的な問題はなく、検査しても正常の状態の場合で物忘れなどの症状を起こすものを若年性認知症と呼んでいます。

ただし若年性健忘症はあくまでも物忘れの症状を表しているだけであり、ちゃんとした病気、病名としては認められていません。

10代の物忘れが激しい時には

10代で物忘れが激しい場合には、ほとんどが心配ないものばかりです。ただし少ないながらも病院で治療が必要な病気があります。

物忘れの症状が改善しない、長期間ある、急に物忘れがひどくなった、物忘れの症状がどんどん悪化する場合には、病気の可能性があるため早めに周囲の人に相談して医療機関を受診するようにしてください。