知っておきたい!物忘れが激しい原因、病気の対策と改善法

あなたは物忘れが激しいと感じていませんか?実は10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代それぞれの年代で症状や原因が違います。それぞれの年代ごとの病気、症状、改善、対策法を体験談を元にまとめました。早速チェックしてみては?

50代父のが物忘れが激しい!原因は若年性アルツハイマー病だった

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私の父ですが、現在50歳代です。最近非常に物忘れが激しいので家族で困っています。

私の家族は父55歳、母51歳、私25歳、弟22歳の四人家族です。 父の仕事は県の財団職員で基本的には県営のホールや博物館で働いています。

最近物忘れが激しくて、職場でもご迷惑をおかけすることが多い様で通院、早期退職も視野に入れた話し合いを夫婦間で行っていました。

とにかく、昨日のこと程度でも思い出すのが困難な様です。 仕事の引き継ぎなどもうまくいかないことがあるみたいです。

もしかしたら父は若年性アルツハイマー病なのでしょうか?

50代なのに物忘れが激しい父の症状とは

父の物忘れについてですが、最初は家に仕事道具を忘れる様なことが増えて、自宅からよく母が届けに職場に行っていたそうです。

その後、今日あった出来事を母や私たちが訪ねても考え込んで黙り込んでしまうだけで、思い出せないことが歯がゆそうでした。

まぁ、そんなこともあるだろう程度に思っていたのですが、そのうち何年も住んでいる自宅に居るのにトイレの場所で迷っていたり自分の下着がどこにしまってあるかわからないなどの症状が出てきました。

 

明らかに異変である様な症状が出てきたので、母が職場に問い合わせてみると、仕事ぶりもここ最近ひどいという状況が見えてきました。

 

電話の取り違えや、引き継ぎのミスから、日誌の書き間違えや、取引先の方の顔を忘れてしまったり、とにかく初歩的なポカがあまりにも多すぎて職場でも父の物忘れが激しいことが問題になっていたそうです。

 

父も自分の物忘れのひどさに考え込んで黙り込んでしまう様な表情になっていたわけです。 そのため職場の上司から「ぜひ家族から若年性アルツハイマー診断を受けさせてもらえないか?」という相談を逆にされてしまう形になったそうです。

 

職場の人間は、どんなにミスが多い人間がいたとしても病院でアルツハイマー診断を受けて来いなんて言えませんよね。 父は正直、根は真面目ですが堅物で無口で難しい性格でしたので余計に職場では気を遣われていたみたいです。

 

本当に父の職場の方達には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

物忘れの症状は若年性アルツハイマー病が原因だった

そこで緊急で家族会議を開いて、職場に問い合わせしたことはとりあえず伏せて、一緒に病院で診断を受けようという話になりました。

 

しかし案の定父は頑なに拒否しました。若年性アルツハイマー診断なんて受けたら、受けただけで笑いものだし、職場にもいられなくなる、と。

 

でも、続いた話し合いの結果、ようやく父が折れて病院受診。そこではやはり、若年性アルツハイマー病と診断を受けました。

 

若年性アルツハイマー診断を受けた父は早期退職をせざる負えなくなりましたが、傷病手当や早期退職ということで退職金も多少上乗せされた様で、そこまで我が家に金銭面で悲観的な空気は流れていませんでした。

 

それよりもアルツハイマーと診断されてからの父の様子が明らかに落ち込んでしまい、診断以前にも増して口数が減ってしまいました。

 

私たちもできるだけ正しい知識をということで、自治体のセミナーや、病院で開いている一般向けのアルツハイマー関係の学術会などに足を運びました。

 

もうすでに診断されてしまっているので、予防というか進行を遅らせる様な形で自分で日記をつけていたり、手帳を持ち歩いて思ったことがあったらその都度書く様にしたりしている様です。

 

とにかく時間はゆったりしたので、母もついて久しぶりに日本各地を旅行していて、表情や仕草だけ見ていると健常者となんら変わらずに元気に過ごしています。

 

確かに物忘れが激しく、私たちのレベルで考えられないほどの忘れ方をします。ただ私の父は若年性アルツハイマー病と診断されてからは口調が柔らかくなったので私たちも接しやすいし、あれはダメ、これはダメと言わない様にしています。

 

もちろんご近所周りには父の症状のことは知らせておいて、ご迷惑をおかけするかも旨の話はしており、周囲も気を使ってくれいます。

そのおかげであまり本人の行動を制限していないで済んでいることが進行を遅れさせられている理由かもしれません。

 

薬自体はアリセプトなどを服用していますが、もっと家族が早期に動けていたら今の薬は進んでいるそうなので、進行をもっと遅らせることができたかもしれないと、毎日悔やんでいます。