知っておきたい!物忘れが激しい原因、病気の対策と改善法

あなたは物忘れが激しいと感じていませんか?実は10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代それぞれの年代で症状や原因が違います。それぞれの年代ごとの病気、症状、改善、対策法を体験談を元にまとめました。早速チェックしてみては?

知っておきたい20代の物忘れが激しい原因とは?

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20代で物忘れをする事がよくありませんか?

実は物忘れは年齢に全く関係なく、色々な原因や病気で起こります。

家庭でのちょっとした物忘れであればあまり気になりませんが、物忘れの症状が激しく、毎日続くと日常生活や仕事で困ることが多くなってしまいます。さらに物忘れがひどくなると自分の物忘れが病気かどうか不安になってしまい、どんどん悪循環になってひどくなることも・・・。

物忘れの症状がでた時には、若いから大丈夫だと放置してはいけません。

もしかしたら隠れた病気があるかもしれません。そしてそれが進行してしまうと・・・。

20代にも色々な原因で物忘れを起こすことがあり、命に関わるものもあるためぜひその原因を知っておきたいものです。だから今回は20代で物忘れが激しい時の原因が何か解説します。

20代で物忘れがではじめるのはなぜ?

20代の世代では多くの人が成人して、就職し、社会に独り立ちしていきます。10代とは全く違う生活を送り出す人が多く、環境が一気に変わります。

 

新しい環境に入り適応していかなければならないのですが、急な環境の変化には誰しもすぐには慣ることできません。そのせいで色々な負担が自分自身を襲います。そしてさらに新しい時代の中で新たなIT技術によってもたらされた多くの量の情報が頭を駆け巡る生活が続きます。

 

するとどうでしょうか、やっぱり20代でも物忘れする頻度がちょっとずつ出てきます。今の私たちは環境から物忘れがおきやすい状況にある事は間違いありません。

 

だから20代の若い世代はほとんどの人が物忘れが激しくても病気だとは考えず、「情報過多や仕事が多いため」「疲れているせい」「うっかり忘れていただけ」だと放置してしまいがち・・・。

 

でも本当に大丈夫ですか?

 

実は若い世代特に20代でも物忘れが環境の変化だけでなく、病気などが原因で激しいこともあり、注意が必要なんです。

20代の物忘れが激しい原因は

物忘れにはそれぞれの世代ごとに色々な原因があります。その中で20代でもっとも物忘れの原因となるとのはやはり睡眠不足です。

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新しい環境にはいりどんどん知識を増やしていく時期であり、様々な環境の変化がどんどんと起こる時期になります。

20代初めての社会人で慣れない生活。でもまだ若いから遊びたい人も多く、仕事と遊びを両立するために睡眠時間を削る人が多くいます。さらに仕事の疲れ、ストレスで質の良い睡眠がとれていない若者たちが増えています。

毎日睡眠が十分とれないと、やはり記憶力が低下してしまいます。さらに睡眠不足が続くと注意力や集中力も低下してしまい、うっかりしたミスも増えてきます。

 

まず20代で物忘れが激しいと感じた時には自分の睡眠時間や生活習慣に目を向けてください。そして睡眠不足であったらまずはしっかりと眠れる環境を整えましょう。そして食生活、さらにはストレスなどないかしっかりと確認することが重要です。

20代で物忘れが激しいその他の原因

睡眠不足以外にも20代で物忘れが激しくなる原因があります。あと知っておいたほうがいいのはこの6つ!

ストレス性障害

注意欠陥障害

うつ病などの精神疾患

若年性健忘症

若年性認知症

脳自体の病気

以上の6つが可能性と上がります。

ストレス障害

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20代になると脳も成熟してくるため、10代の頃よりも学校や職場で多くのストレスを感じるようになります。ストレスがひどい場合には体に有害な攻撃因子として働いてしまいます。そして、ストレスは頭にも有害に作用してしまい、物忘れまで引き起こしてしまうことまであります。

 

基本的にはストレスが溜まっている時には、睡眠不足になっていることが多く、余計に物忘れが激しくなってしまうことがあります。

 

対策としては、ストレスコントロールが大事です。ただまずは睡眠不足を解消させることだ大事です。ストレス自体をなくす事はまず難しいため、それに打ち勝つ生活習慣を身に付けることが重要です。

注意欠陥障害

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注意欠陥障害とは発達障害の一部であり、最近詳しい病態がわかってきた病気です。10代の頃に気がつかれる病気ですが、20代まで気がつかずに過ごしている人も多くいます。

 

ADHD(注意欠陥・多動性障害)と呼ばれる病気であり、 注意力低下(注意障害)、同じ場所でじっとすることができない(多動性)、考えて行動することができず、重いったように行動する(衝動性)の3つの症状がメインになります。

 

軽い場合には気づかれないこともあり、大人になってから本人が周囲の環境に馴染めないこと気づかれる場合があります。この病気、概念自体がなかなか本人にも他人にも理解しにくく、ちょっと変わった人といった認識で済まされてしまっています。

 

思い場合には日常生活生活、学校生活、そして一般的なコミュニケーションが難しい場合もあります。 10代の頃から物忘れがあり、20代になっても物忘れの症状が治らず悪化し、周囲に馴染めないなどの症状がある場合にはADHDの可能性があります。

うつ病などの精神疾患

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物忘れをすると、まず最初に「認知症」という病気を想像する方が多いと思います。ただ20代の人には認知症よりもうつ病などの精神疾患が原因で物忘れを起こすことが多くあります。

うつ病が物忘れの症状が出ると思っていない人が多いですし、実際うつ病として治療されている人でも自分の物忘れの症状をうつ病のせいだと思っていない人もいます。

 

しかし、うつ病になると物忘れの症状が起きるのは、 それほど珍しいことではありません。 認知症による物忘れは、異常たんぱく質などの沈着による「脳の破壊」が原因になります。さらに加齢や老化によっても脳は破壊されるし、 脳梗塞などの病気によっても破壊される事もあります。

 

一方うつ病の場合、 無気力・思考制止といった抑うつ症状によって脳機能が低下するために物忘れの症状がでてくる考えられています。うつ病自体はセロトニンと呼ばれる神経伝達物質の減少によって引き起こされる病気です。

 

それが原因で頭の回転が鈍くなり、「考えられない」「集中できない」「思い出せない」といった 症状がでてきます。

20代は急な環境変化のために、うつ病を起こしてしまうことがあります。仕事の環境であったり、友達関係の変化、さらに上司、部下への対応と10代では経験したことのないストレスを感じるようになります。

そのような社会的な立場の変化や仕事のプレッシャーからうつの症状が現れることがあります。

うつ病になると極度のストレスや不安感に襲われ、集中力、注意力が低下して物忘れの症状まで出現することがあります。物忘れが激しくなったり、最悪自殺にまで追い込まれてしまうこともあるため十分注意が必要です。

若年性健忘症

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基本的には病気ではなく、20代の人が物忘れが激しい時に使われる用語です。脳への刺激が少ない環境であったり、過度のストレス環境にいたり、頭部の損傷などが原因で起こる状態です。

 

特に便利な社会になったため、スマフォ、PC、さらにハイテクIT技術によって脳への刺激が減ったために健忘症状が起こっているのではないかと考えられています。

 

例えば、成人すると難しい計算を紙に書い解くこともなくなり、辞書でわからない感じを調べルコともなく、スマフォなどの変換で簡単に調べることができます。

 

そしてインターネット普及で様々なところで行動する必要がなくなってきました。さらに自分で考えて行動する機会もへり、画面をみるだけでなんでもできてしまう世の中になってしまったのです。

 

そのおかげでどんどんと楽な生活ができるようになりましたが、一方で受動的な日々を過ごすことが多くなってしまい、自発的に動くということが減ってきています。

 

仕事においてもただ指示通りに仕事をこなせばよく、新しい機械や道具、インターネットスキルを上げるだけ仕事ははかどり、新しいアイディアを求められることが極端に減っています。

刺激の少ない環境の中になってしまうと脳への刺激が減ってしまって衰えてしまうばかりです。そのために物忘れの症状が出現して、激しくなってしまうことがあります。

 

若年性認知症

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若年性認知症の中で20代から稀に見られるようになるのが、若年性アルツハイマー病です。脳に異常なタンパク質が沈着して、脳が萎縮して症状を起こす病気ですが、まだ原因自体がはっきりしておらず、治療法も解明されていない状況です。

65歳以上に多い病気ですが、20代の若年にも発症する可能性があります。ただし高齢者のものとは違い遺伝性のものが多く、発症の頻度も非常に少ない病気です。

物忘れの症状は徐々に激しくなっていきますが、最初はうつ症状で発症することが多く、だんだんと物忘れといった短期記憶障害などが加わってきます。

さらに物忘れの症状はあとで思いだような単なる物忘れでなく、自分が経験したイベント自体の記憶を全く覚えることができずにあとでも思い出すことすらできません。特徴としては記憶自体が形成されず、全く覚えていないといった症状になります。

若年性アルツハイマー型認知症について詳しくはこちら

脳の病気

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脳を破壊するような病気や血管の病気など様々な病気があります。どの病気でも物忘れ症状で発症することがあります。

 

突然だったり、急に物忘れの症状がでた場合には脳の病気の可能性があり注意が必要です。20代の場合には、脳腫瘍、脳動静脈奇形、モヤモヤ病などの病気が物忘れの原因として考えられます。 また若年性の脳梗塞、脳出血、また脳炎などの病気の可能性もあります。

 

通常脳の病気で物忘れの症状がでた場合には物忘れ以外の症状(頭痛、麻痺、視力障害)を付随することが多くあります。そのため突然発症であったり、物忘れ以外の症状が出始めた場合には、脳の病気の可能性があるため医療機関を早く受診することが必要です。

20代で物忘れが激しい時には

20代の場合には、物忘れの症状があってもさほど気にもとめず様子を見る人が多いと思います。しかし安易に考えず、物忘れの症状がでた時には自分の状態をしっかりと把握して、改善するように努力しましょう。

20代の物忘れは高齢者に比べると危険なサインかもしれません。十分気をつけてください。